表5-1「在宅三本柱」サービスの概要と実績値
注:新ゴールドプラン目標値は、平成11年度の達成目標値である。
資料:「平成8年度版 厚生白書」厚生省
<マルチメディアを活用する目的>
●介護サービスの充実
福祉・介護サービスを今後進める上での問題点として、ホームヘルパー等の介護者の負担増があげられる。特に高齢者の介護においては、適宜医師の助言も必要とする場合が生じるが、その場合、介護者は病院まで高齢者を連れていかなければならず、介護者の負担は増加してしまう。
そこで、マルチメディアを導入し、高齢者と介護者間、高齢者と医師間が離れたところにいたとしても適切なサービスが行えるのであれば、介護サービスの充実に寄与するものと考えられる。さらに、医師とのネットワークが構築されることによって、介護者の精神的、肉体的な負担を軽減にも役立つものと考えられる。
●高齢者の孤独感の緩和
在宅介護を受ける高齢者、特に一人暮らしの高齢者が直面する問題として、一人暮らしによる孤独感があげられる。高齢者が介護者等と対話をしたいときに対話ができる体制であれば、孤独感をある程度解消することは可能であるが、現在のところ介護者のマンパワー不足等から介護者が常時高齢者のところに常駐することは現実的ではない。
しかし、マルチメディアを活用することにより、高齢者が離れた場所にいる介護者にいつでもアクセスできる体制となれば、高齢者の孤独感の緩和に貢献できるものと考えられる。しかも、介護者の観点から言えば、高齢者の安否確認にも利用できるものと考えられる。
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